脊索動物門 硬骨魚綱 フグ目 モンガラカワハギ科
モンガラカワハギは成長すると50cmを超える大型のモンガラカワハギの仲間です。鹿児島本土のダイビングでも見ることがありますが、多くは黒潮に流されてきたと思われる幼魚で、あまり成魚は見かけません。しかし、当館の調査では定置網で2度成魚の記録があります。
ふだんはおとなしいのですが、繁殖期になるとその気性が一変します。海底に作ったすり鉢状の巣に卵を産み付けるのですが、その後親が卵を保護します。その時期には近くを通りかかるものは何にでも突進し追い払おうとします。自分より大きなダイバーも例外ではなく、時には鋭い歯でかみついてくることもあります。そのため繁殖期のゴマモンガラはダイバーにとても恐れられています。