錦江湾にイルカを探しに行こう!

錦江湾にイルカを見に行こう

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錦江湾は船に乗らなくてもイルカを観察できる絶好のイルカウォッチングポイントです。鹿児島に住んでいる方は生活の中で、観光でいらした方もちょっと足をのばすだけで運が良ければイルカを見ることができます。ここでは、錦江湾でイルカを見ることのできる場所や観察のコツを紹介します。ぜひイルカを探しに出かけてみましょう。

イルカ発見ポイント

錦江湾ではいろんな場所でイルカを見ることができますが、下の地図は特に発見情報の多い湾の奥でイルカを見ることのできる場所を示した地図です。ポイント

〈発見ポイント第1位 国道10号エリア〉

鹿児島県と宮崎県を結ぶ国道10号のDSC_3176_t 鹿児島市磯から姶良市までの約10キロは錦江湾に沿って北上する道路で、イルカの発見情報が最も多いエリアです。国道10号沿いには白浜、竜ヶ水、三船、花倉などの場所に車をとめるスペースがあり、ゆっくりとイルカを観察することができます。中でも白浜は10号線沿いの中でも最も発見の多い場所で、海に面した駐車スペースがありとても観察がしやすいです。

観察されるイルカのほとんどがミナミハンドウイルカです。

 

 

 

〈発見ポイント第2位 桜島エリア〉

DSC_4186_t錦江湾の真ん中にそびえる桜島では岸からすぐの場所が急に深くなっていて、すぐ目の前を通過していくイルカを観察することができます。桜島には島を周回するように海沿いに道路が走っているので、車を使ってのイルカ探しがお勧めです。また桜島には各地区に桜島の噴火に備えて避難港が整備されています。この避難港は車を駐車するスペースがあり、ゆっくりとイルカを観察することができます。平成20(2008)年ごろからは南部の身代(しんたい)湾で船からの発見情報が多く、ハセイルカやミナミハンドウイルカを見ることができます。

〈発見ポイント第3位 磯・祇園之洲エリア〉

夏になると子どもたちの歓声で埋めつくされる、鹿児島市内の大きな海水浴場、磯からもイルカを発見することができます。磯・祇園之洲エリアは鹿児島市の中心部から磯に抜ける細い道で、海沿いの駐車スペースも多いです。視界も広くゆっくりとイルカを探すことのできる観察ポイントです。また、鹿児島の景勝地の一つでもある(せん)(がん)(えん)の展望台からの観察例もあります。この磯・祇園之洲エリアでの発見情報もほとんどがミナミハンドウイルカです。

〈車窓からイルカ〉

JR九州の日豊本線、鹿児島駅から重富(しげとみ)駅までの区間は国道10号と平行して走っていて、国道10号と同じようにミナミハンドウイルカがよく見られます。国道10号よりも高いところや海の近くを走っている場所もあり、車道からは見えない場所を見ることもできます。普通電車の他にも趣のある観光列車「はやとの風」も走っていて、車内からゆっくりと座ってイルカを探すことができる上、車窓からの桜島や錦江湾の眺めは素晴らしく、イルカが見つからなくても楽しい時間を過ごすことができます。

〈船からイルカ〉

DSC_0384_t鹿児島市内から桜島へと渡る桜島フェリーからもイルカを発見することができます。桜島フェリーは視界が広く、イルカをさがすことができる絶好のウォッチングポイントです。また、垂水港と鹿児島市内の鴨池港を結ぶ鴨池・垂水フェリーからのイルカ発見情報も数件あります。どちらのフェリーからもミナミハンドウイルカの発見情報が多く、時々ハセイルカも見ることができるようです。

また、種子島や屋久島、奄美や沖縄と鹿児島とを結ぶ高速船やフェリーの航路でのイルカ発見情報もあります。これらの高速船やフェリーは湾の中央部付近を航行するため、ハセイルカの目撃情報が多いです。

〈足湯でイルカ〉

鹿児島といえば、道の駅「たるみず」_t言わずと知れた温泉の名所です。ここ数年の間で県内各地に足湯ができ、いろいろな場所で足湯を楽しむことができます。その中で、桜島エリアの(はかま)(ごし)なぎさ公園や垂水牛根エリアの道の駅「たるみず」には海を眺めながら温泉を楽しむことができる足湯があります。運が良ければ足湯につかりながら、目の前の海で素晴らしい景観とイルカを同時に見ることができるかもしれません。

〈その他のウォッチングポイント〉

この他にも、鹿児島港や谷山港、平川等の鹿児島市エリア、姶良・国分・福山などの湾奥部、根占・指宿等の湾口部からの発見情報もあります。ぜひ、いろいろな場所でイルカを探してみよう。

イルカの見つけ方

イルカは1~3分間に1~2回は息をするために水面に上がってきます。このとき背中にある大きな背びれを見つけることができます。また、呼吸する時に大きな「ブホッ」という音もします。さらに泳いでいる時には大きな水しぶきが上がることもあります。この背びれ、息をする音、水しぶきがイルカを見つける大きなポイントです。

鳥山(とりやま)

かつおどり_t海鳥が水面近くにたくさん集まっている状態を鳥山といいます。海鳥は魚が多く群れている場所に集まることがあり、その魚をねらって近くにイルカがいることも多いです。この鳥山は特に沖合、船などでイルカを探す時の良い目印です。海の上で大きな鳥の群れを見かけたらイルカがいないか探してみましょう。

〈探す時にあると便利なもの〉

海では光の反射や波の影響で観察しづらい時もあります。そんな時には双眼鏡、偏光グラス、帽子などが役に立ちます。また、イルカの行動記録や種類の判別などに役立つのがデジタルカメラやビデオなどです。行動や状況等をさっと書き込めるメモや筆記道具などもあるととても便利です。

また、夏になるとかなりの暑さの中での観察が予想されます。熱中症などにならないように、水分補給はこまめに行い、水は大目に用意しましょう。逆に冬にはかなり冷たい海風を受けての観察になることが多いので、防寒着や手袋を用意して、季節に応じた装備を心がけましょう。

※イルカを探す時の注意点

錦江湾でイルカを探して移動するのに一番便利なのは車です。しかし、車を運転しながらドライバーがイルカを探すのは大変危険です。特に国道10号線や桜島周辺の道路は交通量が多く、1人でイルカを探す時には、必ず車を止めてゆっくり観察しましょう。また、海には立ち入り禁止の区域や危険な場所もたくさんあります。十分注意し周囲の人に迷惑をかけないように、マナーを守って安全に楽しく観察しましょう。

イルカを観察してみよう

発見したイルカをしばらく観察していると、捕食やジャンプ等のいろいろな行動を見ることができます。

〈餌を食べる〉

イルカが何かを追いDSC_8810_tかけたり、魚をくわえて放り投げたりする様子を見ることがあります。また、「鳥山」の下にいるいるイルカたちも魚を追っている可能性があります。イルカを見つけたら近くに魚の群れがいないか探してみてください。

 

〈イルカの動き〉

DSC_3939 - コピー_t 運が良ければイルカたちのダイナミックな動きを見ることができます。ジャンプや背中から落ちるジャンプ、体の横から水面に落ちるスプラッシュジャンプや尾びれで水面をたたくテイルスラップなど、報告されたジャンプや行動の種類も様々です。

 

〈子どものイルカ〉

IK60と子供ミナミハンドウイルカでもハセイルカでも見つけた群れの中に子供のイルカがいることがあります。子供のイルカは体の大きさだけではなく、母親と思われる大きな個体にぴったりと寄り添って泳いでいることが多いです。イルカを見つけたときには少し小さめの個体がいないかじっくり観察してみましょう。

求む! イルカ発見情報

かごしま水族館では皆さんからイルカの発見情報を集めています。これまでに500件の発見情報が寄せられていいます。イルカを見つけたときには少なくとも

  • 発見日時
  • 発見場所
  • 頭数(多くて○○頭、少なくて○○頭)

更にわかれば

  • 種類
  • 天候
  • 海況(波の状態)
  • 泳ぐ方向
  • その他の特徴(こどものイルカがいた、ジャンプをしていた、など)

をメールでもファックスでも電話でも水族館にぜひご連絡ください。

連絡先

かごしま水族館 TEL 099-226-2233

FAX 099-226-8334

E-Mail tenji201@ioworld.jp