2021年05月15日
かごしま水族館と鹿児島大学総合研究博物館の共同研究により、種子島で採集されたイトヨリダイ科魚類、ニホンイトヨリNemipterus japonicusを日本初の確かな記録として報告しました。
実はニホンイトヨリ、その和名や学名(種小名のjaponicusは日本を意味します)にも関わらず、これまで日本国内からの確実な分布記録は知られていませんでした。
この種は200年以上前にドイツの魚類学者により日本産と誤認された標本によって発表されましたが、近年の研究によりこの標本は日本産ではなくインドネシアのジャワ島周辺産である可能性が高いことが明らかになっています。また、1938年にニホンイトヨリという和名が付けられたものの、これまで日本で採集されることはありませんでした。
今回、日本初の記録となった種子島産標本は、黒潮によって南の海域から流れ着き、成長したものと考えられます。
論文は日本魚類学会が発行する「魚類学雑誌」の電子版に4月30日付で掲載されました。

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