2018年09月07日
9月7日(金)の早朝、ジンベエザメの8代目ユウユウを黒潮大水槽から搬出しました。8代目ユウユウの展示は約2か月間と短かったのですが、ちょうど夏休みもあり、多くのお客様にお会いすることができました。
8代目は水族館にやってきたときにすでに全長が5mある立派な体格のジンベエザメで、来年の夏までには海に帰す大きさになることが予想されていたため、私たちはより長く展示できる小型のジンベエザメと入替えたいと考えていました。
そして、9月1日(土)に南さつま市坊津町秋目港沖の定置網に入網したジンベエザメを、9代目ユウユウの候補とすることにしました。いつもならまず海上イケスに入れてユウユウとは別に飼育するところですが、あいにく台風が接近していたため、8代目ユウユウがいる黒潮大水槽に直接搬入しました。この間、5日間という短い期間でしたが、当館で初めてジンベエザメを2頭展示することとなり大きな話題となりました。
今回8代目を搬出したことで環境が整いましたので、新しいジンベエザメはこれから黒潮大水槽に慣らし、餌付けを行っていきます。
9代目候補の新しいジンベエザメにも8代目同様皆様方の応援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
現在展示しているジンベエザメ
全長 4.5m
性別 メス
南さつま市坊津町秋目港沖の定置網に入網し、平成30年9月1日(土)捕獲、9月2日(日)から黒潮大水槽で展示を開始しました。
8代目ユウユウについて
全長 5m
性別 オス
南さつま市笠沙町片浦港沖の定置網に入網し、平成30年5月31日(木)捕獲、6月26日(火)から黒潮大水槽で展示開始、9月7日(金)の早朝に黒潮大水槽から搬出。
今後は南さつま市笠沙町沖の海上イケスにて一定期間野生復帰のためのトレーニングを行い、放流にあたってはビデオロガー等の機器を装着して、生態調査を実施する予定です。
かごしま水族館では、これまで県内に来遊する世界最大の魚類であるジンベエザメを知っていただくため、海からの預かりものとして小型のジンベエザメを一定期間、黒潮大水槽で展示し、全長が5.5mになる前に海に帰す方法で取組んでいます。
http://ioworld.jp/study/study-316
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