ヤワラアカヤギ

ヤワラアカヤギ

紫色の長い枝をなびかせているのは、ヤワラアカヤギというソフトコーラルです。枝は長く鞭状(むちじょう)で、弱い水流にも大きくなびきます。体の表面はぬるぬるとした粘液に覆われていて、布などで触れると赤紫色に染まります。骨片(こっぺん)も暗い赤紫色をしています。
小さなイソギンチャクのような姿のポリプは枝全体にあります。触手(しょくしゅ)を伸ばすとポリプの直径3㎜ほどで、流れてくるプランクトンや有機物を捕らえて食べます。
桜島周辺の海でも、水深20mから40mの流れのある溶岩の斜面でよく見られます。


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