ネムリブカ
水槽の底でじっとしている2匹のサメはネムリブカです。オスとメスのペアで、1~3年に1回、仔ザメを妊娠し出産しています。
インド洋から太平洋の岩礁、サンゴ礁域に生息し、1.5mほどに成長します。名前の通り昼間は岩やサンゴの陰で休んでいることが多いのですが、夜には活発に活動し眠っている魚類などを襲って食べます。
現在はおこなわれていませんが、鹿児島県のトカラ列島では、岩陰で休んでいるネムリブカの尾のつけ根に素潜りでロープを結び、船の上に引っ張り上げる勇壮(ゆうそう)な漁がおこなわれていました。