ミズクラゲは世界中の熱帯から温帯の海域で見られ、鹿児島県本土では梅雨前に傘の大きさが20㎝ほどの親クラゲが見られます。錦江湾内でも時おり大発生し、風向きや潮の流れによっては海岸に大量に打ち上げられることがあります。
傘にある花びらのような部分は生殖腺でオスとメスでは少し色が違います。この生殖腺を四つの目玉模様に例えてヨツメクラゲという別名でよばれることもあります。
えさは水中をただよう動物性プランクトンで、傘の縁にある糸状の触手(しょくしゅ)で捕らえます。傘の裏側には足のような形の口腕(こうわん)があり、触手で捕らえて粘液で団子状にした餌を中央の口まで運ぶ役割があります。