コガタノゲンゴロウ
コガタノゲンゴロウは光沢のある緑の体色が大変美しい水生昆虫です。
北海道を除く日本各地と中国、台湾、朝鮮半島に分布し、2.5㎝ほどに成長します。水生植物の生えた池や沼、使われていない水田などにすんでいます。開発による埋め立てや農薬の影響などで数が減り、環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅰ類に指定されていますが、鹿児島県本土では、場所によっては比較的よく見られます。
ゲンゴロウにくらべると、体がやや細いことや腹側が赤茶色をしていることなどの違いがあります。
水面におしりを出すことがありますが、これは背中と羽の間に空気をためこむためです。この空気を使って、水中に長く潜ることができます。