オオウナギ

オオウナギ

熱帯産で成長すると全長220cm、体重28kgにもなるオオウナギは、南西諸島や屋久島においてはごくふつうに見られ、鹿児島県本土の川でもまれに1m以上のオオウナギが見つかることがあります。
オオウナギはウナギとは別種で、丸太のように太く大きくなります。
ウナギと同じようにはるか南の外洋域の深海で生まれ、柳の葉のようなレプトセファルス幼生になってプランクトン生活を送ります。レプトセファルス幼生は、黒潮に乗って北上し、北限地である日本沿岸の河川に入り、遡上(そじょう)します。
成長したオオウナギは川や湖の底に穴を掘ってすみ、魚類、エビ、カエルなどを食べる肉食性です。水槽内ではあおむけになり見る人を驚かせますが、日常的に見られる行動です。