サンゴ礁の浅瀬では魚たちだけではなく、太陽光を浴びて光合成をしている生きものもいます。この水槽では、光の降りそそぐサンゴ礁の浅瀬でくらす生きものたちを展示しています。
植物である海藻や海草は、岩の上で青々とした葉を茂らせて光合成をおこないます。
貝やサンゴ類の中には、体内に褐虫藻（かっちゅうそう）という植物プランクトンをすまわせているものもいます。これらは茶色の褐虫藻が光合成でつくりだした栄養分を利用して生きています。一方褐虫藻は、生物の体の中という安全で日当たりの良いすみ家を得られます。このようにおたがいに助け合う生きものどうしの関わり合いを、共生（きょうせい）とよびます。